ケンメリ(Kenmeri)は、日産スカイラインの4代目モデル(C110型、1972年〜1977年)に付けられた愛称です。正式名称は「スカイライン C110型」ですが、「ケンとメリーのスカイライン」というテレビCMが非常に人気を博し、「ケンメリ」の愛称が定着しました。
ケンメリの基本情報
- 発売時期:1972年9月〜1977年
- 型式:C110型
- 車種展開:2ドアハードトップ/4ドアセダン/ステーションワゴン
- エンジン:L型直列6気筒エンジンが主力(L16、L18、L20、L20S、L20ETなど)
- スポーツモデル:GT-R(KPGC110)もごく短期間・少数生産された
「ケンメリ」の由来
日産が1972年にスタートしたCMシリーズ「ケンとメリーのスカイライン」は、若いカップルが日本中を旅する姿を描いたもので、清涼感あるBGM(アメリカ民謡「ミスター・ロンリー」)と美しい映像で話題となりました。
- 登場人物:ケン(男性)とメリー(女性)
- CMの反響により、車そのものが「ケンメリ」と呼ばれるようになった
ケンメリGT-Rの悲劇
- **GT-R(型式:KPGC110)**は1973年に限定販売されたスポーツモデル
- 搭載エンジン:S20型 直6 DOHC(旧ハコスカGT-Rと同じ)
- 生産台数:約197台
- 発売直後に「排ガス規制」や「オイルショック」など社会情勢が変化し、モータースポーツ活動は停止 → 量産・活躍の場を失った「幻のGT-R」と呼ばれる
ケンメリのデザイン
- シャープで直線的なボディラインが特徴
- 「ケンメリテール」と呼ばれる4連丸型テールランプ
- ハードトップの2ドアクーペは、特に人気が高く、現在でも旧車愛好家の間で高値で取引される
現在の人気・市場価値
ケンメリは今や日本を代表する旧車のひとつ
特にGT-Rモデルはプレミア価格(数千万円)で取引されることもあります。
いかかでしたでしょうか?
管理人はこの時代を生きていないので、100%正確な情報とは言えないかもしれませんが、たくさんの情報を仕入れてまとめてみました。
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